2019年掲載情報

2019年に書いたものや遊んだものの一覧です。 【短歌作品】 ・「きやべつ畑」5首 + ミニエッセイ(角川「短歌」2019年1月号) ・「休職」8首(「かばん」2019年6月号) ・「家」12首(「現代短歌新聞」2019年7月号) ・「砂糖の森」7首(「うたとポルスカ」W…

角川「短歌」時評連載開始のお知らせ/小玉朝子の情報を集めています

角川「短歌」2019年7月号(6/25発売)より、時評を担当させていただくこととなりました。 http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/tanka/index.html もう一名の時評執筆者は尾崎まゆみさんです。 はじめての時評、はじめての連載でどうなることかと緊張しています…

【一首評】女の子を裏返したら草原で草原がつながっていればいいのに 平岡直子「一枚板の青」(『外出』創刊号)

女の子を裏返したら草原で草原がつながっていればいいのに 平岡直子「一枚板の青」(『外出』創刊号) この歌を見てふっと思い出したのが、今年のLOFTのバレンタイン広告だった。 その広告は二枚一組のビジュアルになっている。レトロポップなイラストで、五…

歌壇と数字とジェンダー――または、「ニューウェーブには女性歌人はいない」のか?

※本記事は「短歌往来」二〇一八年十二月号に発表した評論です。発表時に傍点(﹅)をふっていた箇所については、アンダーラインで表現しています。 * 二〇一八年六月二日、名古屋・栄ビルにて『現代短歌シンポジウム ニューウェーブ30年「ニューウェーブは…

2018年掲載情報

今年一年、書いたものや遊んだものの一覧です。【短歌作品】 「鍵」7首(東京新聞 2018年2月24日夕刊 「詩歌への招待」) 「記憶の広場」12首(うた新聞 2018年7月号 「今月のうたびと」) 「夏の影」30首(角川「短歌」 2018年10月号 受賞一年作品) 「光澄…

穂村弘作品におけるテーマの変遷――近作評を中心として・2

mutsukimiyako.hatenablog.com すごく間が空いてしまっていまさら恥ずかしいのですが、前回の記事の続きです。2009年から現在の穂村弘作品をざっくりと整理・解説します。 資料リンク:2003年以降の穂村弘作品リスト 穂村弘近作百首選 ※穂村弘作品リストにつ…

穂村弘作品におけるテーマの変遷――近作評を中心として・1

先日10月16日、久真八志さんが運営されているかばんの勉強会(Kabamy)にお誘いいただき、レポーターをする機会がありました。 勉強会のテーマは「穂村弘を追いかける!」。その名の通り、穂村弘氏の作家研究的な勉強会です。私は「穂村弘作品におけるテーマの…